ビル、マンション、住宅などの外壁で御影石の割肌、こぶ出し仕上げがよくみられる。どちらの仕上げも 建物を豪華に見せ、自然さや重厚感を感じさせる。割り肌、こぶ出し仕上げは一見、写真でみると同じようだが 実際は石の厚みや、凹凸が違う
以下に違いを記します。
・割り肌仕上げ:石に矢を入れて割った仕上げ(表面の凹凸が少ない) 石厚50㎜内外~
・こぶ出し:割肌に凹凸(こぶ状)をつける仕上げ 石厚80㎜内外~
(施工方法と注意点)
・石のサイズは 300×600、400×600、400×800などが多い。
・乾式工法(躯体にボルトアンカーを打ち込み、ファスナーをセット)が多い。
・石厚があるため 現場での加工が困難、施工図段階でシビアな打ち合わせを。
・石のダボ穴やコンセント切り欠きは工場で開けてくるほうがよい。
・石目地は最低 5㎜以上は取りたい。。
(以下は建築石材における割肌仕上材料写真)
建築石材の割肌仕上材は、石材の表面を人工的に割った素材。自然な風合いと力強さを持ち、外部、内部壁などに使用されます。また、石本来の表情を楽しめて魅力的。代表的な素材は花崗岩(御影石)が多く 施工方法は乾式工法が主となります。
(御影石の外壁石貼)
御影石(花崗岩)は、耐久性が高く固い。その点では、壁用の石材として最適。また汚れや劣化に強く、摩耗や色あせもしにくい。
JB仕上、磨き仕上→石の厚みは30mm以上必要。
割肌仕上→石厚 50㎜以上必要。
外壁に花崗岩を使用すれば、長期間にわたって美しい外観を保つことができ また施工方法は乾式工法を推奨。
石目地はコーキング仕上や空目地(目地材を詰めない)。
※石厚30mmの場合 石の重量は平均81kg/m2。50㎜は平均135kg/m2
YOUTUBEにアップした割肌石材の動画です。
NEW!!!
分譲マンション 壁石割肌仕上 2023年
(施工ヶ所):外部壁、内部壁、階段(ノンスリップ溝)
(仕 上):割肌仕上(壁)、JB仕上&一部磨き仕上(階段)
(石 厚):壁70㎜(70%使用) 60㎜(30%使用)、階段石70㎜ L型加工
(石 種):ジンバブエブラック
(施工方法):壁石→乾式工法(オープン目地)、階段石→ボンド貼
(石 割)1100×700が基本サイズ(厚70㎜の場合151kg/枚)
ジンバブエ産の黒御影石は、色の濃淡がほとんどなく、石目は細かく硬い、劣化にも強く、吸水性も低い。高価な石材であり品質の安定した石材と物と言えますは石割が 1枚当たり 1100×700 厚70( 約150kg)、1100×700 厚60(約130kg)です。石のサイズが大きいので重厚感と高級感がある。
以下、YOUTUBEに投稿した工事状況。
マンション 外壁石割肌仕上 2024年
(施工ヶ所):外部壁、エントランスカウンター
(仕 上):割肌仕上(壁)、JB仕上
(石 厚):壁(イエロー)40㎜、 白御影石60㎜
(石 種):東洋石創TXA-68Bイエロー、白御影石
(施工方法):乾式工法
(石 割)300×600が基本サイズ
錆石 G682 中国産 割肌仕上 石厚60㎜内外 2006年 大阪市平野区 マンション
外壁乾式工法
G654 中国産 石厚60㎜内外 2020年 尼崎市 マンション 外壁乾式工法
中国産G654を使用、施工方法は乾式工法。
錆石 G682 中国産 割肌仕上 大阪市 南森町 マンション 外壁乾式工法 G682の場合、色の濃淡が大きいのが普通ですが、今回は色違いがない。稀なことでした。
錆石 G682 中国産 こぶだし仕上げ 大阪市 南港 外壁乾式工法
錆御影石 G682 中国産 割肌仕上げ 厚60㎜内外 横目地に江戸切り加工・本磨仕上げ t30㎜ 尼崎市
白御影石 G623 中国産 コブだし仕上げ 豊中市 マンション 外壁乾式工法
黒御影石 G654 中国産 割肌仕上げ 大阪市 マンション 乾式工法
錆石 G682 中国産 コブだし仕上げ 茨木市 シニアマンション 乾式工法
錆石 G682 中国産 割肌仕上げ 豊中市 O邸 乾式工法
白御影石 G603 中国産 割肌仕上げ 豊中市 Sマンション
マンション外壁 御影石コブダシ仕上 厚80㎜内外 錆石G682
吹田市江坂
白御影石 G623 こぶだし仕上げ 豊中市 M邸
施工方法は以下の画像をクリック
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(株)石森
電話:072-696-2084
FAX:072-696-2153
携帯:090-8751-6830
メール:kishimori@almond.ocn.ne.jp
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